母はその周辺では有名な地主の娘である
だから父が亡くなった時
「みんな専業主婦なのに、どうして私が働かないといけないの?」
という、おかしな発言をするぐらいのお姫様だった
父が亡くなったのは
まだまだ専業主婦が大多数を占める1970年代だったとはいえ
結局、母は、実際、働かなかった
では私は誰のお金で育ったのか?
という問題
孫としても私の相続分の土地を祖母が切り売りして
もちろん祖母の援助もあり
大学まで何不自由なく育ててもらった
子どものみでなく
その配偶者
孫の私にまで
相続分を残してくれた祖父に
今、改めて感謝している
祖父は父より数年先に亡くなっていたため
母の勘違いお嬢様としての頓珍漢な暴走を止めることは
誰にもできなかった
という悲しいお話
その相続分を巡って
母が「育てらんな~い」ってなった時
会ったこともない親戚たちが、イサン目当てに私を引き取りたいと
わんさか現れ
そして、親戚中たらいまわしになる
という話は
また後日